〜川中島合戦 春の陣 〜プロレスリング・バサラ興行

4月23日(日)東京・遊楽園ホール 観客2456人(満員)


 本日収録が行われた次期王座挑戦権やジュニア王座戦、
ペシャルタッグマッチなどの 試合をFlash・TVにてまとめて配信(ダイジェスト含む)。
EDOの最終兵器・本多とBPN5最強の男・虎太郎の対決は、インディー至上対決と
いってもおかしくない夢の組み合わせ。両団体のエースがBASARAのリングで
頂点を賭けてぶつかります。それにあわせてEDO VS BPN5の対抗戦も勃発。
以前のトルプルスレッドマッチの遺恨試合の意味合いもかねており、炎上は必至。
そして侍杯優勝者・田仲の希望によるスペシャル親子タッグマッチや
新設立のジュニア王座戦もラインナップ。第二試合には謎のXコンビの参戦、
第四試合には前回衝撃のデビューを飾ったスープレックマスター・GONと
パワーボムマスター・山県の対決と見どころも満載でお送りします。

〜BASARA特番「バサラ・ショー・ダウン」〜

(試合内容は動画でお楽しみ下さい。画像をクリックすることで観戦できます。)





〜試合レポート〜
<第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
×柿崎猛   VS   真田勇士○  

(15分12秒スパーダ→方エビ固め)

…正規軍の若きパワーファイターの相手は、カイランダーズの一番槍・真田。
序盤からエルボー、攻撃をかわして右派以後からエルボーなどゴツゴツした
エルボーの応酬がくり広げられる。ここは得意分野でもある真田が試合をリード。
柿崎はコブラやカナディアンの絞め技で応戦する。試合が動いたのは柿崎のワイルドボム。
面食らった真田は2.9で返すも、柿崎はさらに必殺技のワイルドスライス(旋回須スタナー)を敢行! 
真田2.9ギリギリで返すと、会場は大柿崎コールで後押しする。

しかし、柿崎の攻撃も喉輪でストップ。対角線やカウンターのスパーダ(スピアー)で
柿崎の勢いを止めると、最後は背後からのスパーダでフォールを奪った。


試合後のコメント
真田…「ウオーッス! 柿崎の闘士を正面から受けきったっスー!! 俺と同じくらい熱い奴でした! 
     第一試合とか関係なく、俺はぁいつでもぉ完・全・燃・焼ォォーッ!!」
柿崎…「どこからあんなバカ力がでてくるのか。力だけは負けたくなかったのですが、完敗です。」



<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
  最上青志   VS  豊臣秀士 ○
 ×直江兼太      ハン・ヴェイン・TK
(15分59秒ゴールデンアームバスター→片エビ固め)


…当日までその正体が明かされなかったX組。さっそうとリングにあがったのは
豊臣とハン。織田率いるチーム天下布武から離脱したユニットが急遽BASARAに
参戦となったのである。並のレスラーの倍はあろうかという豪腕で若手コンビを圧倒。

途中交代でリングインした覆面レスラーのハンもウォーミングアップ程度にかき乱し、
豊臣がそのままフィニッシュ(秩父セメント)へと持っていった。
勝ち名乗りも早々にリングを後にした彼らはまるで戦陣に突き抜けた一風のようであった。


〜試合後のコメント〜
豊臣:「BASARA制圧は過程のひとつ。まぁ今回はいいウォーミングアップになったよ。
    最近試合してなかったんでね。我が手には掴めぬもなし!(カメラマンに手をかざしながら)」
ハン:「この後、ジュニアタイトルマッチがあるのでしょ? ついでに頂いてしまおうかな? 
    戦力分析もかねてゆっくり観賞しますよ。フフフ…。」

最上:「関節がまったく歯が立たなかった。あの馬鹿力は人間じゃねぇ、まるでゴリラだよ。」
直江:「・・・。(大ダメージのためノーコメントで控え室へ)」



<第3試合 8メンタッグマッチ 30分一本勝負>
  徳川康太      VS 豊後龍太郎
  TENKAI           豊後猪三郎
  Mマシン1号        豊後牛之介
○Mマシン2号       ×豊後猿吉
    (22分12秒片エビ固め)


…EDOとBPN5の対抗戦。先鋒はEDOのボス・徳川とBPNの副将的存在である龍太郎。
お互い五分の状態から、すばやくタッチした龍太郎がトータルーイリミション。さらに
次々とツープラトンをEDO勢に決めていき前半はBPN優勢で進む。しかし途中で
場外乱闘にもつれこんだ際にTENKAIが猿吉に電光灯で不意打ち。

これ以降、猿吉の動きがガクっと落ちる。リングインしたTENKAIは牛之介にも
凶器攻撃とラフ殺法でBPN勢を圧倒。
しかしBPN勢も黙ってはいない。猿吉がエプロンでのバックドロップをコーナーに
控えていた徳川に敢行! さらにはカット時の乱戦時に牛太郎が飛びつき腕ひしぎで
マシン1号の右腕を破壊するなどBPNの意地をみせる。


最後は乱戦のなか、徳川のチョップを浴びた猿吉がマシン2号に押さえられ逆転負けとなった。


〜試合後のコメント〜
徳川:「これで本多が(虎太郎戦を)やってくれたら、BPNに引導を渡したようなものだな。
    (マシン1号のことを聞かれ)三河武士たるもの腕の一本や二本、どおってことないよ!」
TENKAI:「ハッハッッハ 小童どもががEDOにたてつくとこのような目にあうのじゃ。
      本多の作戦会議があるので、ここらへんでお引取り願おうか。」
1号&2号:「・・・・・。(ノーコメントのまま控え室へ)」

龍太郎:「ヘビー級の中でジュニアの猿吉はちょっと厳しかったですね。牛君が腕とった(極めた)のに
     レフェリーは見て見ぬふりしちゃて、EDOとグルだったんじゃないですか?」




<第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負>
 ×山県昌影 VS Gon(TNT)○
 (14分50秒デンジャラスGP)


…試合はパワー対スープレックスの豪快な試合となった。開幕早々強引な腕パンチや
脳天チョップでGonをメッタ打ちにする山県に場内騒然。しかし、Gonは負けじと
序盤にキャプチュードで反撃。さらにサブミッションでたたみかけると山県の動きが止まりだす。
投げっぱなしフロントSPからのサブミッション地獄を耐え抜いた山県はラリアットの
連発からベイダーアタックで反撃。だがGonもバックドロップやスープレックスで
確実に山県を追い詰めていく。山県はここぞとばかりにミラクルエクスタシーを繰り出すもカウント2.9、
さらに一撃必殺のシャドウライド(ファイナルボム)を脅威の精神力で返すGon。

最後はダブルジャーマン、デンジャラスGP、キャプチュードからリング中央にたぐりよせ
ダメだしのデンジャラスGP(正面からの高角度ジャーマン)を決め堂々の勝利を奪った。


〜試合後のコメント〜
Gon:「・・・・・(無言のまま控え室へ)」

(動転して控え室で暴れている山県の代わりに返答)
高坂:「あんだけ山県に殴られて、足腰にキてるはずなのに、シャドウライドを返してくるとは思わなかった。
    ウチでは見かけないスタイルのレスラーだな。攻略に手間取りそうだよ。おい真田! 
    ちゃんと高坂押さえつけとけ!」
真田:「こ、高坂さん! 武田さんも一緒に暴れだしたので一人じゃ無理っすよぉ! 猿飛も手伝えよ!」
猿飛:「次で女の子のファンたちが待っているので ボクはこれで・・・(フラリと立ち去る)」



<第5試合 ジュニアタイトルマッチ 30分1本勝負>
○猿飛タスケ VS 兵頭洋平(アルプロ)×
 (17分17秒モンキーフライ→体固め)
※猿飛が初代小覇王者に

…お互い様子をうかがっているのか、手の取り合いやサイクロンホイップで様子見。
掌打と関節技を主軸に攻める猿飛に対し、兵頭は空中殺法と丸め込みで応戦。
いつ問答無用で3家運と奪う丸め込みがくるかわからない状況のなか、猿飛びは強引に
キークラッシャーを繰り出し、あわやカウント3の状況を作り出す。ロープワークを
多用する猿飛の動きをとめようとしたのか、ネックブリーカーからのスピニングトーホールドで
徹底的に足殺しに出る。猿飛のキャプチュードからのスワンダイブもじっくりダウンを奪ってから
トーホールド。動きの止まったところで兵頭は勝負にでる。
カナディアンデストロイヤーから裏DDTさらに雁之介クラッチにいくもカウントは2。

さらに裏スイングDDTからトラースキックにいくも兵頭の攻撃はここまで。半ば強引に兵頭を
トップロープへ上げた猿飛は十八番のモンキーフライ(スーパ−不知火)で決着となった。


〜試合後のコメント〜
猿飛:「兵頭選手は本当に手ごわかったよ。切り札(Mフライ)なしでは勝てなかったね。
    (記者:次の挑戦者について)誰でもいいぜ。できれば俺より女性人気があるやつとやりたいな。
    違いをみせつけたいし(笑) (兵頭選手の再戦は?)もちろんかまわないぜ」

兵頭:「あーちきしょう。くやしいですね!今はそれだけです。去年の試合で同じ技(モンキーフライ)で
    取られているだけに…! 送りだしてくれた鷲雄さんに面目がたたないですねこのままじゃ。
    (飛猿は)バサラジュニアの筆頭だけありますよ。彼を倒せばジュニアのトップと言っても
    過言ではないでしょう。…明日からまた一から出直しですね。ありがとうございました。」


<第6試合 次期王座決定シングルマッチ 30分一本勝負>
×モービル本多(EDO) VS 豊後虎太郎(BPN5)○
(9分35秒 虎太郎ボム→エビ固め)
※虎太郎がヘビー級王座次期挑戦者に決定

…スーパーヘビー級同士のゴツゴツしたぶつかり合いの中、4分半ばで本多が先制攻撃。

コーナーに虎太郎をボムで叩きつける。本多の攻撃に劣勢になりつつもフェイスバスターや
足横須賀で堅実にダメージを与えていく虎太郎。そして急所攻撃からランニングニードロップ。
リング中央で繰り出した虎太郎ボム(スーパーフリーク)一発でまさかのピンフォール勝ち。
最強の一角であるプロレスサイボーグを一発でしとめてしまった。


虎太郎:「たいしたことねぇっちゃ。これで最強とかいわれてんならベルトはもらったようなもんだな。
     次だ次、見とけよ! (ボムするふりしながら)コレ一発でベルトはもらうかな! ガハハハ」

(本多にかわり徳川がコメント)
徳川:「本多があんな簡単に負けるわけがない! たまたま調子が悪かっただけだ。
    近いうちに必ず再戦組ませるからな!」



<第7試合 スペシャルタッグマッチ 無制限1本勝負>
  上杉謙人    VS  田仲しげる×
○上杉ケイト        田仲丈一
(30分59秒 ドラゴンスープレックス)


…メインに大抜擢を受けた田仲親子の相手は上杉親子。上杉はおそろいのタイツで
入場して会場を沸かせる。メインで張り切っている丈一は開幕早々ケイトに
スライディングヤクザキックからストンピングの乱れ打ちでケイトを追い返す。
出てきた謙人はケイトとトータルイリミネーション。さらにまさかのアメイズインパクトを繰り出し
健在っぷりをアピール。タッチしてでてきたしげるはレッグスピン、ラリアット、ステップキックなど
いつもと変わらぬ堅実な攻めでジワジワと追い立てる。ロードロップキックで弱点の膝を狙われた謙人は
たまらずケイトにタッチ。ケイトはコーナーに振ってKコンビネーションを狙うも、
しげるは寸前でかわし逆にケイトをポストに乗せて雪崩式後方回転エビ固め。
往年の鬼軍曹の復活に場内は大盛り上がり。
しかしエースの意地かケイトはここで一発目のビシャモンスライスを繰り出す。
お互いタッチをして謙人と丈一がぶつかりあう。しげるはスライスのダメージが大きいのかコーナーで動けず、
丈一が上杉親子につかまってしまう展開が続く。


ようやく復帰したしげるは丈一とタッチ。
サブミッションに活路を見出し、ラリアットからサソリ固めを繰り出すもケイトはなんとか返す。
息も絶え絶えのしげるにケイトはドラゴンスープレックスを敢行。
丈一のカットもまにあわず3カウントを聞くこととなった。


〜試合後のコメント〜
謙人:「いやぁ〜、向こうの絆に面食らった感じだね。しげる選手もまだまだやれるじゃないですか。
    息子さんもキャリア以上の動きもしますし。(記者に今後の展開を聞かれ)あの親子は
    十分メインで使えますね。タイトルマッチにからませてもおもしろいかもね。」
ケイト:「父さんも裏方に回るのはまだはやいですよ。私の王座を譲って
    タイトルマッチにからませてもおもしろいかもしれません(微笑)」
謙人:「ウワッハッハ(笑)」

しげる:「謙さんとはたまに酒飲むんだけど、息子の話になるんですよ。謙さんはよく、
     息子のバネの強さはバケモノ級だなんて話してたんだけど、最後にもらった
     スープレックス、アレであの話は本当だったんだと思いましたよ(笑) 
     こんなロートルをバサラさんのメインで使っていただけて感謝ですよ。」
丈一:「今日は負けちまったけど、楽しかったよ(笑)プロレス参観日になっちまったな。
    親父も歳くっちゃいるが、なかなか良い動きしてたっしょ? 
    トレーニングも張り切りすぎてそっちでさきに潰れるんじゃねーかって冷や冷やしてたよ(笑)
    しかしケイトさんも親父にスライスとは大人げねーよな(笑)
    今度は南と一緒に乗り込みてえな! なあ?(付き人の南に声をかける)」
 南:「え!? 俺っすか? それヤバいすよ(笑)」