〜「チグルイ最終戦」〜 EDO興行
5月31日(木) 遊楽園ホール 2954人(満員)


5月シリーズを締めくくる遊楽園ホールWタイトルマッチ。
 珍しいデスマッチリーグで増えた新規のファンや、
EDOのマニアックなファンによってリング内は熱気に
包まれた。またEDOの売り興行で客入りに関係なく
収入がもらえるレスラーたちも、決して手抜きをすることなく
逆にファンを驚かせるほどの好試合を生み出し、相乗効果で
いつも以上のクオリティの興行となった。

■最終戦までのデスマッチリーグ戦の様子はコチラ

■Wタイトルマッチの試合動画





第1試合
 上杉ケイト VS 徳川Mマシン1号×
 直江兼太  徳川Mマシン2号
 鬼小島弥生  徳川Mマシン3号
○影虎  Dr.Dt
(20分14秒 月光)


…BASARAのエースが第一試合でマシン軍団と対決。
屈辱的なカードの中、ケイトは腐ることなく若手を
アシスト。途中、直江がマシン軍団に捕まり連携
攻撃でピンチにおちいったがなんとか脱出。最後は
勢いにのった影虎が必殺技の月光でヘビー級の
1号から見事、ピンフォール勝ちをおさめた。


〜試合後のコメント〜
ケイト:「タイトル落として久しぶりの試合だったけど、
     直江君らと組めてね色々学べました。この向上心を
     もって、次機会があればタイトルを狙いたいですね。」
影虎:「月光がヘビー級にも通用することが証明できて
    大変うれしいです。この月光がJrタイトルに
    通用するか試してみたいですね。」



▲EDOの下っ端的存在といえど、マシン軍団のチームワークは侮れない。


▲最後は影虎の月光がズバリと決まり、会心のフォール勝ち!





第2試合
 TENKAI(EDO)VS 瀬戸内ジョニー(ファイクラ)×
 THE・B(EDO)    一條武(Impuct!!)
○馬羅鬼(ファイクラ)    佐々木栄一(Impuct!!)
(11分37秒 ワイルドボム →片エビ固め)


…デスマッチリーグ戦で活躍した選手らによる6人混合タッグ。
豪腕麗舞としてタッグを組んでいる一條&佐々木はここで活躍
したいところだが、デスマッチではなく通常の試合形式にとま
どったのか本調子ではなく、Bのラフ攻撃に押されてしまう。
最後はファイクラでも抗争している馬羅鬼がジョニーを
豪快なボムでピン。TENKAIとしてはしてやったりの試合となった。


〜試合後のコメント〜
TENKAI:「まぁこのツービー(Bと馬羅鬼)がいれば負けようが
     ないですからね。私は試合を楽しまさせていただきました。
     向こうは本調子じゃないというより、あれが実力ですからね。
     ハッハッハッ」
B:「バラキーハー、テンシデース。アイヲモッテー
   セイサイスルノデース。バラーキーサンキューネ。」

馬羅鬼:「(首を傾けながらコメント)カッカッカッ。
     あんな奴らいつでも捻り潰してやる。それにしても
     開幕戦のパイルドライバーで首が痛ぇよ。」


ジョニー:「ったく最後までツイてないぜ。蛍光灯かなんかで身体が
      痛くて受け身どころじゃねえよ。やっぱりデスマッチなんて
      クールじゃないな。もうやらねえからな。」




▲佐々木らは流血&なれないジョニーとのタッグで舞い上がったか?


▲馬羅鬼がリーグ戦の鬱憤を晴らすかのように大暴れした試合だった。





第3試合
×徳川康太(EDO)  VS LOVE川(アルプロ)
 モービル本多(EDO)   葬儀屋南田(アルプロ)○
(22分27秒涅槃)


…今大会の主催でもある徳川の相手はリーグ戦で2、3位の
上位についたクリスチャンオーメンズ。本多の実力を見せつけ
たいところだったが、徳川がまさかの大流血。本多は南田の
墓石脳天杭打ちで動きが止まりコーナーで動かなくなって
しまった。助けがこない状態で南田の涅槃につかまり、
打たれ強さに定評のある徳川がまさかのタップ負けを喫した。

〜試合後コメント〜
徳川:「本多が動かなくなったぞ、ドクター、ドクターをよべぇ! 
   コメント? それどころじゃねぇよ! 出て行け!」



▲LOVE川の愛の鉄拳で、今大会の主催、徳川が血だるまに。


▲南田のツームストンで本多がまさかの故障(!?)。


▲本多を破壊され、さらにギブアップ…。徳川にとって悲惨な一日となった。





第4試合
小覇王Jr王座選手権
×挑戦者・血笑烏(EDO)VS王者・成宮一也(嵐丸オフィス)○
(7分58秒KO勝ち)

※成宮が初防衛に成功。

…試合が始まってすぐに成宮はきれいなドロップキックを見舞い、
さらにキックで追撃とたたみかける。飛ばす成宮の隙を
つくかのように血笑烏は秘技、ミストクラッチを出すもキックアウト。
アッパーを次々と打ち込む烏に対し、成宮はハイキック一閃。
フラフラの烏に次々とキックを打ち込む。さらにリストクラッチ
エクスプロイダーを出すも2.9で返される。だが成宮の勢いは
止まらず気合を入れると垂直落下式ジャーマン。急角度で落ちた
烏はピクリとも動かずにKO負けとなった。


〜試合後のコメント〜

血笑烏:「・・・・・(病院に直行のためノーコメント)」

成宮:「・・・なんか・・・ちょっとわからないです・・・
    えっと・・・(かなり動揺)」

嵐丸:「今はちょっと勘弁したやってください。
    でも、あいつらにはそれなりの責任をとってもらう。
    俺も全力で一也の手を貸すし。
    でも、これは一也の問題。ケジメは一也の手でつけさせます。」

東城:「やっぱりまだまだガキだな(大笑)
    ちょっと優しくしてやったら、あれだ(大笑)
    プロの世界は甘くないんだよ(大笑)
    あのベルトは俺達ががっつりいただくからよ、BASARAさんよろしくたのむぜ〜(大笑)」

KAZU:「俺達の事知らない奴ら、この会場にはたくさんいると思うけどよ、
     今後、一生、忘れられないように、してやるからよ!
    日本ではよ、全然知名度、無いかもしれないけどよ、
    向こう(アメリカ)ではよ、それなりなんだぜ。
    町を歩けば、5人に3人は声をかけてくる。
    ホットドッグを買いにいけば、たまにまけてくれる。
    そんくらい有名なんだ。
    俺達の名前、覚えてくれよな!」

3人で:「ウィ〜〜〜〜〜っ!ア〜〜〜〜〜っ!
     SHO!TEN!TAI!ヴィ〜ヤ〜〜っ!」

ショー:「いえ〜い♪」





▲序盤で霞の小包固めがさく裂! 完璧に入っていたら危なかった。



▲成宮の蹴りの威力で顔がぶれる血笑烏。蹴りが勝負のカギとなった。



▲アピールから一発KO。成宮は確実に王者として成長している。


 試合後、前哨戦でタッグを組んでいた翔天隊のKAZUらが
リングイン。成宮祝福するのかと思いきや、突如襲いかかり
合体パワーボムでKO。宣戦布告のするかのように3人で
アピールをして嵐のように去っていった。成宮の相手は
EDOだけではなかったのだ。はたしてどうなる?




▲前哨戦で成宮とタッグを組みアシストをしていた翔天隊が乱入。
その本性を見せつけたのだ。彼らの狙いは成宮のもつJrベルト。
これに対し、成宮はどうでるのか?






第5試合
天下統一ヘビー級選手権
○挑戦者・乾鷲雄(アルプロ)VS王者・蔵王(ファイクラ)×
(6分47秒 KO勝ち)

※蔵王はの初防衛に失敗、鷲雄が第5代目天下統一級王者に


…序盤はお互いの拳が乱れ飛び喧嘩マッチの様相をていしてきた。
打撃の応酬の中、鷲雄が延髄からバックマウントをとり肘連打、
続けざまに、なんとバーニングハンマーを繰り出した。
そして蔵王が起き上がりざまに顔面キックで蔵王は大流血。
しかし蔵王は流血には動じず、逆に噛みつきやギロチンチョークなどの
ラフ攻撃で反撃にでる。そしてエルボードロップホールドでフォールを
狙うも鷲雄はことごとくカウント0ではねのけ、最後は魔神の右腕を
蔵王に叩き込み、王座をつかみとった。


〜試合後のコメント〜
鷲雄:「蔵王のやつ、前哨戦では世話になったからね。3倍返しというか。
    (火炎攻撃で火傷した箇所を指差しながら)男前が台なしにされたからさ、
    そのお礼は今日できたかな。結果として(ベルトを)獲れたわけども。
    なんだあの最後に出てきたイカツイのは。
    どこのどいつか知らんが、礼儀を知らないやつは嫌いでね。
    きっちり(顔は)覚えたから。その時は容赦なく行くんでそのつもりでな。
    いじょっ!!」

蔵王:「(控室で眼を覚ますと)試合終わったのか!?
    ………。
   奴を潰すまでは、このままじゃ引き下がらんからな。
   (椅子を投げ付ける)」





▲2分台でバーニングハンマーを繰り出す。まさに疾風怒濤!



▲鷲雄のガチ攻撃にラフ殺法で返す蔵王。その肝っ玉はやはり王者。


▲終わりは突然迎えた。デスマッチでも食らったことのない衝撃を受けて
蔵王政権は早くも終わりを迎えることとなった。



試合後に上杉オーナーからベルトが授与される中、
花道から謎のレスラーたちが乱入、鷲雄に襲いかかった。
そしてマネージャーらしき男性はマイクを持ってアピール。




▲鷲雄を襲う屈強なレスラーたち。緊急事態発生!

謎の男:「ワシはPWC、太平洋プロレスのマネージャーをやっておる
     六郎ちゅーもんじゃい。今日はチャンピオンに挨拶にきたぞー!
     今度、そのベルトにうちの最強モンスター、ヘラクレスを挑戦させろ! 
     イヤとはいわせんぞー! わかったかー! 雑魚どもがっ!」

 けたたましくゴングが打ち鳴らされる中、控え室からケイトや徳川が
駆けつけると、PWCのレスラーたちは走り去っていった。
BASARAは新しいステージを迎えることになる・・・。