第五試合〜Jr王座次期挑戦者決定戦〜 無制限一本勝負
×猿飛タスケ 15分31秒 森 乱馬(天下布武)○
背面式片エビ固め
アルプロのIKALI有するBASARAジュニア王座の挑戦権を賭けて
行われたこの試合は今年度BASARAジュニア最高試合といっても
過言ではない展開となった。開幕からノンストップで続く攻防から、
猿飛がじょじょに関節技に捕らえ始める。そして森がポストにふって
雪崩式を狙ったところに猿飛のポールシフト(侍ドライバー)。
カウント2で返した森にマッドスプラッシュを決め、森が雪崩式
リバースフランケンの体勢に入ったところを逆に雪崩式不知火で
切り替えすといったすばらしいムーブをみせる。森はさらに続く
ラッシュに耐えながら、ついに雪崩式リーバースフランケンに成功。
続けて飛びつき腕ひしぎ、ロープに振ってカウンターの山嵐(織田の改良版)を
決めてペースを取り戻す。そして猿飛をポストに上げた森はまさかの場外への
フランケンを敢行。次々とエクストリーム殺法を繰り出し場内を沸かせる。
しかし猿飛も百戦錬磨。森がサマーソルトで着地したところにポールシフト、
投げっぱなしポールシフト(スタガリンブロー)を決める。そして
カウンターのメキシカンピースクラッシャーからの怨霊クラッチにいくも
カウントは2.9。森がランマスパイラル(マンモスバスター)で
反撃するがカウント2。もつれ合ったところに蹴りをみまい、森が強引に
3カウントを奪い15分の熱戦に終止符を打った。
▲雪崩式リバースフランケンを不知火で返す猿飛。
▲森は場外フランケンで捨て身の攻撃にでる。
▲ポールシフトでは3カウントならず。
▲勝敗を決めたのは必殺技のランマスパイラル。
■試合後のコメント
森
…最後の最後でガチ蹴りいれちゃったけど、勝ちたかったんだから
しょうがないじゃん。ここで勝っとかないと、マジで。
最強タッグといい次の試合(遺恨試合)といいうちのチーム(天下布武)は
どうなってんだ? って言われかねないしね。織田さんも海外修行先で
怒ってるよ。メールきたもん。怖くて開いてないけど(笑)
まー、勝ちは勝ちだし、ヘビーがふがいないからジュニアだけでも
きっちりいただくよ。IKALIはそれまでベルトでも磨いておいててね。んじゃ。
猿飛
…最近、他団体(Impuct)で調子取り戻していたし。
今日はイケると思ったんだけどなぁ。モンキーフライが
出せなかったのが敗因か・・・。とにかく武田の旦那も
機嫌悪いし、また雲隠れしてきます。また0から出直しだね。
第六試合〜最強タッグ遺恨清算マッチ〜 無制限一本勝負
○豊臣秀士(天下布武) 8分25秒 前田慶次郎(天下布武)×
ファイヤーサンダー→エビ固め
タッグリーグ戦での惨敗が引き金となった遺恨マッチは
激しい展開となった。慶次郎があてがいでおちょくると同時に
豊臣は怒りをあらわにし、次々と慶次郎をマットに叩きつける。
そして早くも2分で必殺技のキングコングカッター!
そしてチョークスリーパー、アイアンクロースラム、
ファイヤーサンダーとたたみかけ、最後にはビックブーツで
場外に蹴り落とす。息を吹き返した慶次郎はスライディング
ケンカキックやコーナーでストレート、対角線にふっての
ケンカキックと追い上げる。そしてバイアグラドライバーへと
繋ぐが、ここまで。豊臣ががぶりからのパンチ連打、ファイヤー
サンダーへとつなぎピンフォールを奪った。
▲豊臣がまさかの速攻キングコングカッター。
▲慶次郎はガチとプロレスを織り交ぜながら応戦。
▲バイアグラドライバーにいくも、慶次郎の反撃はここまで。
▲落差十分のファイヤーサンダーで勝負アリ。
■試合後のコメント
豊臣
…慶次郎は何を考えているかわからないときがあるからな、
まぁこれで自分の立場がわかったんじゃないかな?
わからなければまたこの腕で捻りつぶすまで。以上。
慶次郎
…ったく、物分りの悪いゴリラだなあのオッサンは。
筋肉といっしょで頭の中もこり固まってるじゃないの?
あーアゴが痛ぇ・・・。今日のトークはここまでね。(会場を後に)
第七試合〜最強タッグスペシャル8人タッグマッチ〜 無制限一本勝負
北山金角(ファイクラ) 29分40秒 モービル本多(EDO)
×東山銀角(ファイクラ) 肩固め Gon(TNT)○
沖山 仁(MWA) 沢井 彬(Impuct!!)
レイモンド・B(MWA) イヌイ=ボンド(Impuct!!)
天下布武の遺恨試合によるカード変更に、急遽モービル本多が参戦。
用意できなかったというスーツ(プロテクター疑惑あり)なしの
珍しいいでたちでリングにあがった。10分まで両チーム入り乱れての
戦いとなったが、DFの3Dを皮切りにツープラトンが次々とさく裂。
Gonと本多による、オレごとGon!の競演もみせた。中盤から銀角と
Gonの一騎打ちの様相をていしてきたが、お互いカットプレーの連続で
なかなか3カウントにつながらない。そして混戦のなか本多をボムに
捕らえた銀角に対しGonは低空タックルで一閃。そのまま肩固めを極め、
タップを奪い電撃勝利を収めた。
▲覆面コンビがオレごとGonを敢行。
▲ファイクラ&MWA連合は息のあったところを見せる。
▲ボムをタックルでカットする決定的瞬間。銀角はたまらずタップ。
■試合後のコメント
M本多「ガガガ・・・・・。
(徳川がかわりに出てコメント)
まぁちゃんとした装備がなくても十分だと判断して
軽装の本多をだしました。Gon選手もDFのふたりも
よかったんじゃないのかな? 手先に欲しいくらいだよ(ニヤリ)」
沢井「え、勝ったの?それは良かった(笑)
[アナウンサーの他人事ですねという質問に対して]
他人事だもん。ここでどうこうしたところで……
ん、いや他人事じゃなくすればいいのかね。
フィクサーらしく次の手でも仕掛けていこうかな。」
イヌイ「別に勝ち負けとか関係ないけどよ、公式戦で負けた相手を
どうにかしてどさくさに紛れてブン殴ってやる事だけ考えてたんだよ!
3Dだってそう言うことさ。俺が取られてんだよ、あの銀色の方に。
次は豪腕でブッ飛ばしてみせらぁ。
[メインにイヌイ選手が出場しますがと言う問いかけに]
……見ねえよ。ステーキ食って帰る。」
第八試合〜国盗り最強タッグ優勝決定戦〜 無制限一本勝負
土方歳弥(アテナ) 14分09秒 上杉ケイト○
×斉藤十士(アテナ)前方回転エビ固め 乾 鷲雄(アルプロ)
(1位) (2位)
※ケイト&鷲雄組がヘビー級王座挑戦権を獲得。
王者・虎太郎への挑戦権が賭けられた「国盗り最強タッグ」優勝決定戦。
先発は神威の鷲雄と真戦組の土方。お互い拮抗するなか、同時に控えにタッチ。
ケイトがうまくバックをとり有利に進めた矢先に、斉藤の蹴りで流血。
斉藤は顔面に膝をうちこみつつ、土方に交代。ベリートゥベリーでしたたかに
叩きつけられた、ケイトはたまらず鷲雄に交代。鷲雄はマウントパンチから
7分台ではやくもバーニングハンマーを決め、ラッシュをかける。
カットにきた斎藤も同時に相手にする獅子奮迅の働きをみせ、またもや
バーニングハンマー。土方はタッチした斎藤との蹴りコンビネーションを
みせ、鷲雄を撃退しリング内はケイトと斎藤の一騎打ち状態に。ケイトは
ブーメランシャイニング、ブレードキックとたたみかけ、斉藤が反撃に
でたところを電光石火の丸め込み。虚をつかれた真戦組は対応し損ない
神威組がフォール勝ち、ここで優勝となった。
▲流血したケイトの顔面を狙う斎藤。
▲土方相手に早々のバーニングハンマー。反撃の狼煙が上がる。
▲鷲雄の猛攻を2人がかりで止める真戦組。
▲その隙をついてケイトが丸め込みでフォール勝ち。
■試合後のコメント
ケイト
…今回は正直うれしいです。相手は本当に強かったです、ええ。
リーグ戦では負けてますし、シングルプレーヤー同士かと思いきや
カットプレーも上手なんですよね。なんで不意をついた丸め込みしか
ないと・・・。大技出す余裕なんてなかったですよ。
BASARA主催で、しかも自分はエースで結果を残せてなかったですから。
(第一回はTNTが優勝)そしてパートナーが決まらない中、タッグに
賛同してくれた鷲尾選手には感謝してもしたりないくらいです。
急造タッグながら開発したオレごとエグゼキュショナーは結果的には
出せずじまいでしたが、いつかお見せできたらなと思っています。
鷲雄さんありがとうございましたっ!(鷲雄の手を握りながら礼)
次はタイトルマッチで合まみえましょう!
鷲雄
…皆、それぞれの意地を感じたよ。それだけにアツかった。
個人的に…斉藤クンか。彼にやられちゃったのが心残り。
さっきの試合でもケイトが奮闘してくれたからよかったものの
(あの試合展開は)ちょっと危なかったな。
総合でもあそこまで持っている奴はなかなかいないよ。
お陰で虎太郎の他に良い目標が出来たと思ってる。ウン。
来年にでも是非個人的にお手合わせ願いたいな。
とにかく、次は虎太郎。神威は暴れるよ(笑)時は来た!いじょっ!!
※残りの選手のコメントは後日公開予定です。